U-SPORT PROJECT コンソーシアム交流会

第2回U-SPORT PROJECTコンソーシアム交流会を開催 ― パラスポーツの取組を「続ける・定着させる」ヒントを、参加者で共有 ―

2025年12月23日(火)、U-SPORT PROJECTコンソーシアムでは、加盟団体同士の相互理解を深め、連携した取組の創出につなげることを目的に、「第2回U-SPORT PROJECTコンソーシアム交流会」を開催しました。
今回は、「続ける・定着させる」をキーワードにパラスポーツの取組を単発で終わらせず、日常の場に根付かせていくためのヒントについて、参加者全員で話し合う時間としました。

会場全景

 

開催概要

  • 日時:2025年12月23日(火)15:00〜17:00
  • 会場:ハイブリッド(会場/AP東京丸の内+オンライン/Zoom)
  • テーマ:パラスポーツの継続支援(「続ける・定着させる」仕組みづくり)
  • プログラム:
    ①プレゼンテーション(静岡県/東京都江戸川区/参天製薬株式会社)
    ②グループ・セッション
    ③フリー・セッション
  • 参加:会場16団体、オンライン18団体

 

「継続」を見据えた3つのプレゼンテーション

冒頭は事務局より、本交流会の趣旨や流れをご案内しました。
続くプレゼンテーションでは、静岡県・東京都江戸川区・参天製薬株式会社から講演をいただき、パラスポーツの取組を始めたきっかけや活動内容、継続・推進のための知見について紹介いただきました。

 

静岡県スポーツ・文化観光部スポーツ振興課 生涯・パラスポーツ班(名倉実里氏)
— パラスポーツ事業を「続ける」ための土台づくり

静岡県からは、静岡県障害者スポーツ大会(わかふじスポーツ大会)を中心としたパラスポーツ施策(①障害のある方のスポーツ参加促進、②支える人材の育成、③官民連携の推進、④パラアスリートの発掘・育成)について紹介いただきました。
静岡県スポーツ推進計画のもと、各施策が展開されており、一貫した取組の実施や継続的な推進に繋がっている点を学ぶことができました。
参考:静岡県HP(静岡県障害者スポーツ大会(わかふじスポーツ大会))
https://www.pref.shizuoka.jp/kankosports/sports/sportsshinkou/1065982/index.html

 

東京都江戸川区 文化共育部スポーツ振興課 パラスポーツ係(中澤靖元氏)
— 地域の仕組みとして「定着」させる視点

江戸川区からは、平成28年度に障害者スポーツの専担組織である障害者スポーツ係を設置し、係が取り組む3つの事業(①健常者を対象とした普及啓発、②障害者を対象とした体験機会の創出、③障害者スポーツを支える人材育成)について紹介いただきました。
江戸川区が目指す共生社会実現のための有効な手段として、パラスポーツ振興に継続して取り組む姿勢やきっかけについて学ぶことができました。
参考:江戸川区が実施するパラスポーツ事業
https://www.city.edogawa.tokyo.jp/e028/sports/sports/parasports/torikumi/jigyo/index.html

 

参天製薬株式会社 基本理念・サスティナビリティ本部 基本理念・CSV推進部(長谷川茂男氏)
— 企業の視点で考える「支援の継続」

参天製薬株式会社からは、眼科領域に特化した企業として「Happiness with Vision」(世界中の一人ひとりが最も幸福な人生を実現できる世界を創る)のもと、日本ブラインドサッカー協会と連携した取組について紹介いただきました。
社内で視覚障害を身近に感じられる取組を積極的に推進することで、全社員が障害への理解を深め、企業の成長にも繋がっている一連の流れについて学ぶことができました。
参考:ブラインドサッカーを起点としたインクルージョン(参天製薬)
https://www.santen.com/ja/sustainability/inclusion/inclusion001#education

参天製薬株式会社/長谷川成男氏のプレゼンの様子

 

グループ・セッション:「継続の仕組み」と「互いの強み」を探る

グループ・セッションでは、グループに分かれ、以下の2つのテーマについて、団体種別を超えた意見交換を行いました。

  • 「継続する仕組み」を考える(単発で終わらせず、日常の場に根付かせる方法を探る)
  • 「互いの強みを補完する関係」を見つける(連携で資源不足を補い、継続性を高める)

各グループでは、まず自団体の「続いていること/続けにくいこと」を共有し、次に強みと課題を掛け合わせながら「団体が連携して一緒にできること」を具体化しました。
最後に、「自団体に持ち帰って試したいこと」「連携してみたい相手」を言語化し、次のアクションにつながる学びを持ち帰る時間となりました。

グループ・セッションの様子(会場)

グループ・セッションの様子(オンライン)

 

フリー・セッション:次の一歩につながる対話へ

プログラムの最後にはフリー・セッションを実施しました。会場では参加者間で個別の相談や情報交換が行われ、オンラインではファシリテーターが各グループのセッション内容を共有するなど、具体的な連携の芽を育てる時間となりました。

 

「続ける」を、皆の知恵で仕組みに変える

第2回交流会は、継続・定着という課題に対して、異なる立場の団体が互いに知恵を持ち寄り、連携によって持続可能な取組とする手応えを共有できた一日となりました。
U-SPORT PROJECTでは、今後もコンソーシアム加盟団体の皆さまの連携を後押しし、パラスポーツを起点とした社会的価値創出の輪を広げてまいります。

(文責:U-SPORT PROJECT事務局)

U-SPORT PROJECT コンソーシアム交流会のマガジン

記事一覧ページに戻る