SpoLive Interactive株式会社
試合状況を文字と音声で デフサッカーとゴールボールで進む情報提供の実証

SpoLive Interactive株式会社は、一般社団法人日本ろう者サッカー協会および一般社団法人日本ゴールボール協会と連携し、デジタル技術を活用したパラスポーツ実施環境の整備に取り組んでいます。
※スポーツ庁委託事業「令和8年度パラスポーツ推進プロジェクト(パラスポーツの実施環境の整備等に向けたモデル創出事業)」により実施
【取組の背景と目的】
パラスポーツに参加しにくい要因のひとつに、視覚や聴覚に障害のある方が、試合の情報を自ら得られる状況にないことがあります。また、大会情報や選手情報、試合の速報などが集約されている場所がなく、関心を持った方が知りたい情報にたどり着きにくいという課題もあります。本事業では、スポーツ観戦プラットフォーム「SpoLive」を基盤として、聴覚障害のある方が中心となるデフサッカーと、視覚障害のある方が中心となるゴールボールという、情報の受け取り方が異なる2競技を対象に、1つの試合データから障害種別に応じた情報提供を行う仕組みを構築し、実証しています。試合中のプレーのデータから実況を生成し、テキストと音声の両方で伝えます。あわせて、少人数のスタッフで支えられている大会の記録と情報発信をデジタル化し、これまで十分に伝えきれなかった選手の活躍を、大会の後も発信できる形に整えます。
【Japan Deaf Premier Leagueでの実証(令和8年5月)】
令和8年5月30日・31日に開催されたデフサッカーの国内リーグ戦「Japan Deaf Premier League」において、最初の実証を行いました。出場チームと選手の情報をプラットフォーム上で公開するとともに、試合記録をデジタルで入力し、得点や選手交代等の試合状況を、テキスト実況や選手の情報、得点の推移とあわせて、文字や画像などの視覚情報として提供しました。大会当日の記録は、学生ボランティアがスマートフォンから入力しました。選手が大会後に自分の出場記録を振り返れることも、競技を続けるうえでの要素として検証しています。観戦された方からも、試合の経過を視覚的に追えることについて肯定的な声が寄せられています。

開会式の様子(令和8年5月30日)

学生ボランティアがスマートフォンからSpoLiveに試合記録を入力する様子
大会ページ(12月の決勝トーナメントも同じページでご覧いただけます) https://web.spo.live/tour/99BMzSgWXz/
【2026 日本ゴールボール選手権大会 女子予選大会での実証(令和8年7月)】
令和8年7月19日・20日に開催された「2026 日本ゴールボール選手権大会 女子予選大会」では、2つのコートで同時に試合が進行するなか、協会のスタッフがそれぞれのコートで記録を入力しました。誰が投げて誰がブロックしたか、得点はどのコースに決まったかといった試合の動きをその場でデータにし、そこからAIがテキスト実況を自動生成して、リアルタイム音声実況として届けました。視覚障害のある方が音声だけで試合の状況を把握できるかを検証しました。会場の受付には、大会案内とあわせてSpoLiveの案内を掲出し、来場された方にも利用を呼びかけました。
大会期間中には、協会を通じて、全盲の方と弱視の方を含む視覚障害のある観戦者へのヒアリングを行いました。音声で試合の状況が分かること自体を評価する声が寄せられ、得点の情報が分かるだけでも観戦を楽しめるという反応があったと共有されています。あわせて、実際の大会で使っていただくなかで、音声で聞いたときに情報が伝わりにくい箇所があることも分かりました。こうした点は、協会と整理し、男子予選以降の大会に向けて改善を進めています。

SpoLiveの画面。映像、スコア、テキスト実況を同時に表示している
大会ページ(9月の男子予選、11月の日本選手権も同じページでご覧いただけます) https://web.spo.live/tour/67fdqbbhjB/
【配信とSNSでの情報発信】
両競技とも、大会期間中はSpoLive上で、試合の映像とあわせてスコアや選手情報、スタッツを配信しています。デフサッカーでは、これに加えて、試合中の得点や選手交代を画像付きでX(旧Twitter)へ自動的に投稿する機能と、試合後にマッチレポートを自動生成する機能を活用しています。自動生成されたレポートは、協会の担当者が内容を確認し、必要な修正を加えたうえでInstagramの公式アカウントに投稿されており、協会がこれまで大会の終了後にまとめて行っていた発信を、試合当日のうちに行えるようになりました。人員を増やさずに発信の量と速さを高められるかどうかは、少人数で運営される競技団体にとって重要な点であり、本事業で検証している要素のひとつです。

試合終了後、SpoLive上で自動生成された試合レポート

生成されたレポートをもとに投稿された日本ろう者サッカー協会の公式Instagram
【今後の予定】
令和8年9月のゴールボール男子予選、11月のゴールボール日本選手権、12月のJapan Deaf Premier League決勝トーナメントにおいて、フィードバックをもとに改善を重ねてまいります。
【SpoLiveについて】
SpoLiveは、試合速報、自動実況、選手・チーム情報、ファンとの交流機能を備えたスポーツ観戦プラットフォームです。スマートフォンアプリとウェブブラウザから利用できます。
公式サイト https://spo.live/
X https://x.com/SpoLive_app
Instagram https://www.instagram.com/spolive_app/
【連携団体】
一般社団法人日本ろう者サッカー協会
概要紹介ページ https://www.jiff.football/about/7groups/jdfa/
X https://x.com/JDFA_official
Instagram https://www.instagram.com/jdfa_official/
一般社団法人日本ゴールボール協会
公式サイト https://jgba.or.jp/
X https://x.com/goalballjpn
Instagram https://www.instagram.com/goalballjpn/
【お問い合わせ】
本事業に関するお問い合わせ、また同様の取組にご関心のある競技団体・大会主催者の方は、下記までご連絡ください。
SpoLive Interactive株式会社 cs@spo.live

